ごあいさつ

高度情報化社会を迎え、建築環境はインテリジェント化・アメニティ化が進み、生活時間の多くを建築物内の人工的な環境のもとで過ごすことが、さらに多くなると言われています。
室内環境の適切な管理による快適性の提供は、今後ますます人の健康を保持するための基本的な条件となってくるでしょう。
　しかし、複雑多様化する建築物の自社管理は、コスト面からその非合理性が指摘され、近年では優れた専門業者に総合維持管理を委託することによって、自社の合理化・能率向上を図るユーザーが増加してきました。
　また、建築物は、スクラップ・アンド・ビルドの時代から長期使用・延命の時代へと転換を余儀なくされており、建築物を管理する私たちビルメンテナンスも、この転換に対応したメンテナンス手法と技術を身につける必要性に迫られています。
一つには、建築物の長寿命化を実現する保全技術であり、保全・管理データの活用であります。二つ目は、建築物環境を含むサービス品質の確保であります。ユーザーの求める品質を的確に提供する必要があります。三つ目は、それらの技術・サービスの提供において、コスト削減を実現していくことであります。このような保全・環境・コストなど、ビルメンテナンスの社会的要請に応えるため、当社は創業以来一貫して建築物環境衛生の維持管理・保全に関し、種々の研究を行うとともに、サービス品質向上のためのシステム構築に向けて、鋭意努力いたしております。
　これからも「快適にうつくしく」を合言葉に、現代社会において見失われがちな人との触れ合いを大切にしながら、地域に根ざしたヒューマン企業を目指してまいります。
地域の暮らし、そして地域社会の発展のお役に立っていくことが、私たち育栄管財株式会社の願いであり使命です。

育栄管財株式会社　代表取締役　月舘　学